TOUR Schwarzenegger 2012@SHIBUYA-AX('12.6.29)

いやーものすごい久しぶりの日記。
もはやどうやって日記を書くのかもおぼつかない感じですが、AXのライブについて書いておきたかったので。

シャンペインのライブはいつ以来かなあとライブ中つらつら思い出してたんだけど、去年の6月のリキッド以来だったのでした。
フェスやイベントでも全然見てないから、ほんとに純粋に1年ぶりに見るシャンペイン。
おととしよくライブに行ってた頃、早くAXくらいの大きいハコで見たいってここでも書いたことがあるけど、それがこのツアーで現実になったのにはちょっとアガったな。
でもチケットを取るのが思いのほか大変で、あらゆる先行に外れまくって(確か6回くらい外れた。信じられん)、一般発売でなぜかe+だけしばらく残ってたので何とか買えたっていう。
メディアで様子を見聞きするにつけすっかり売れっ子だなあとは思ってたけど、1年間実際の現場を見てなかったので、ここまで盛り上がってるとは思ってなかったよ。

そんな感じで苦労してチケット手に入れた割には当日テンションが上がらず(シャンペインとは関係ないことで)、その日は用事が立て込んでて忙しかったこともあって、午前中は本当に誰かにチケット譲ろうと思ってたの。
mixiでも譲って下さいって書き込みいっぱいあったし。
でも譲るのすらめんどくさくなってきて、もういいやと思って用事を済ませに車で出かけたんだけど、その車内でずっとSchwarzeneggerを聴いてたら、やっぱりこの曲たちを聴きに行きたいって気持ちが強くなって。
結局AXへ向かったのでした。ちょっと遅刻したけどな。
ほんとあの時行くことに決めた自分をほめたい。
というか、行かずにいられなくなるほどのアルバムを作ってくれたシャンペインに完敗て感じかな。笑。

AXに着いたらEl Caminoが始まったばかりで、これは聴き逃したのは多分Theだけだなとひと安心。
カミーノは物哀しい空気が漂ってて、なんかうらぶれてて好き。
そのままWaitress, Waitress! のイントロになだれ込んだので、まさかアルバム順にやるのかねと思ったら、Rocknrolla! とかShe's Veryとか次々とイントロドン!(古い)状態でメドレー。
これはこのツアーでずっとやってたのか、AXでだけやったのかわからないけど、相変わらずこっちをニヤッとさせるのがうまいね。
3rdの曲を中心に1st、2ndからいろいろ取り混ぜて、っていうスタンダードな組み方のセトリだったけど、旧曲群がほとんど私の好きな曲ばっかりだったのが嬉しかったな。
city、レボリューション、Rocknrolla、ブルーベリー、Don't Fuckあたり。
それに何と言ってもアンコールでメキシコを!やってくれたからね!けし粒ほどの期待もしてなかったのに!
ライブで聴くと、この曲を歌う時の川上くんの色気ははんぱない。
ていうかこの曲自体に色気があるのかなー。
シャンペインの魅力って色々あるんだけど、結局私が最も求めるところのものがこの曲に凝縮されてるような気がするな。
そんなわけで相変わらずシャンペインでは一番好きな曲なのだけど、それに最近迫ってきてる曲が3rdのKiss the Damage。
やっぱり脳天パカッと開いてる系より、抑えたトーンの曲が好きなんだな。
この曲もサビはバーンと突き抜けるけど、どことなく悲愴感漂ってるし。
ライブの時はバックスクリーンに水面ゆらゆらの映像が写されてて、なかなかよい雰囲気でした。
自分の好きな曲の時に特別な演出があると何となく嬉しい。
そうそう、 真夜中 でも東京の夜景の映像写してた。曲の内容と完全一致ですね。
私この曲大好きなので(3rdで1、2を争うくらい)、こんなふうに聴けて嬉しいなあってしみじみ思った。
この曲は川上くんのボーカルと歌詞の切迫感がたまらない。文字通り胸に迫る。
♪言葉の数と思いの数はもう 二度と合わないところまで来た
 それほどまで距離は離れてしまったのに いまだに誰かと繋がりたい
 故にこうやって歌にしている
のところはちょっと涙出たりする。シャンペインの曲でそういうふうになるのはこの曲だけだなあ。
つくづく3rdはいいアルバムだった。2ndで結構なレベルに下がった気持ちを、一気に1st以上に上げてくれたくらい。
そういうわけで、わたくし現在史上最高にシャンペインが好きな状態です。
そう言えばライブで 言え をやらないでくれたのは、個人的に嬉しかった。笑。
この曲は初聴きの時からダメでしてね…。アルバムでも飛ばしちゃってるし。(ちなみに12/26以降の何とかも一緒に飛ばしちゃうーすまんー)
この手の毒にも薬にもならないタイプの曲はどうも苦手で。
良し悪しではなくて、単に自分がまったく求めてないというだけの話。
もしこういう曲ばっかりだったら、私絶対シャンペイン聴いてないと思う。笑。

でもこの2曲以外はどれもライブで聴くのが楽しみな曲ばかりで、やっぱり曲が好きだとライブもしっくりくるんだなあと思った。
当たり前だけど。
あともうここに書いちゃうけど、このあとKill Me If You Canがリカットされて(今時誰もやらないリカットをやりたかったって川上くんが言ってた。笑)そのc/wのWaterdropがもうもうあまりにも良くて、c/wにさらっとこんな名曲入れられちゃうなんて、この人たち今どんだけ充実してんの!と驚愕したんだよね。
完全にシャンペインで好きな曲3本指に入ってます。
これはいつかライブで聴ける日が来るんだろうか…。ワンマンとかでないとやってくれなそうだよなあ。

そうだ、演奏が1stと2ndの曲だとあからさまにこなれてて、ほんとに違いが私の耳でも聴いてわかるレベルだったのが笑った。
まあそりゃやった回数が全然違うもんね。
でもシャンペインのライブは、演奏がアレとか音が悪いとかのストレスがないのがいいよなあ。
(特に音ね…某アパートさんたちのライブはほんと毎回つらいからね…)

シャンペインは特にライブが私にとってちょっとハードルが高いことが多いバンドで、ついて行く(という言い方は好きではないがとりあえず)のは結構大変だったりするわけなんだけど、Schwarzeneggerみたいにいい曲だらけのアルバムを聴かせてもらえると、そのハードルも一気に下がって楽に好きでいられる。
いい曲って大事!本当にそれがすべて!
来年もまたシャンペインを好きでいたいなあ。