荒井さんカテゴリーも作るべきだろうか、とかふと思ったり(作ったところで滅多にブログ更新しないけど)。

荒井さんのソロアルバムが出て、最近は毎日こればっかり聴いてるわけですけど、考えてみると「荒井さんのソロアルバム」って私にとっては「まさかこの世に出るとは思わなかったもの」の1つだったりするなあと。
荒井さんが吉村さんとかと弾き語りを始めた頃のことを思うと隔世の感があるよ。
あの頃はライブのたびにすごい緊張っぷりで、持ち時間を余らせることの方が多くて(笑)。
いつも「もっと長く聴きたいなー」とか思ってた。
ここのコメント欄で「いずれソロライブも見たい」「でもどう考えても無理そう(笑)」みたいな話をしてたものですよ。
それが!6年経った今!まさにソロツアーが敢行されんとしているわけです!
感慨深いと言うか何と言うか。
その感慨の中にはいろんな感情が混じってるわけだけど。

アルバムの中で一番好きなのは銀猫街の英語バージョン。
久々の英詞音源だったわけですけど、あーーやっぱり英詞いいなああ…!としみじみ思ったわ。
英詞の方が荒井さんの歌い方がちょっと淡々として、クール気味になるところがたまらんのよね。
とは言え日本語詞に不満は全然ないんだけどね。どっちが好きかと聞かれたら「英詞」と即答するというだけの話で。
(でも、英詞の方が好きではあるけど日本語でも別に不満はないっていう状態は、いろんなことに拘泥しがちな私としてはすごい珍しいことかもしれないと今自分で思った)
あと銀猫の元曲が特に好きではないので(という感想のバンアパの曲が存在することがわれながら信じられないけど)、アレンジといいメロディの変化っぷりといい、圧倒的に英語バージョンの方が私の好みです。
日本語の曲だと「境界線」が良かった。イントロのスガシカオ感がすごくて笑ってしまうけど、でもかっこいい。
歌詞は荒井さんいわく「アダルトな方に寄せた」そうで、それも良かったのよねー。
こういう大人っぽい曲もっと聴きたいかも。
今回ラブソングっぽい歌詞も結構多くて、それはそれでいいんだけど、やっぱりちょっと甘いので。
(まあ私が基本的にラブソングに興味ないからそういうふうに思っちゃうのかもしれないけど)

荒井さんが弾き語りを始めた時はほんと嬉しくて、結構無理してでも行けるライブは全部行ったし、絶対定期的にやって欲しいと思ったけど、それでも当時から「あんまり弾き語りに目覚めすぎて、バンドより楽しくなったら困るな」みたいなことは思ってたんだよね。
そのスタンスは今も変わってない。
なのでここまで荒井さんのソロが発展したことは、もちろん嬉しいけど、嬉しいだけではないのも確かだったりする。
どうしてもバンアパへの影響とかを考えちゃうので。
別物なのはわかってるけど、でもやってる人は同じだからね。荒井さんが2人いるわけじゃないし(当たり前)。
やっぱり私はバンアパありきなので。

ま、こんなうだうだ言っててツアーもインストアも行けるだけ行くんだけど(笑)。
一応何でもネガティブ面から見るという性質なので、これもその一環ということでひとつ。

ついでに(というのもなんだけど)バンアパの最近の音源についても。
2012e.p.が私にとっては結構はっきりといまいちだったので、こここれはヤバい…と思ったりしたのだけど、街の14景はそういう意味で予想外に良いアルバムで。
さすがバンアパ様だと思ったわ。
木暮さんが、日本語で作ると意外と濃くなりすぎるのがわかったので、アルバム作る時は意識的に抑えたみたいなニュアンスのことをどこかで言ってたと思うんだけど、そのへんのバランス感覚が本当に絶妙だよね、バンアパって。
リリース前は今までで一番不安いっぱいだったんだけど、NCISのラジオで「ノード」を聴いて「あ、大丈夫っぽい」ってすごい安心したのを今でも覚えてる。
BONGO e.p.は「誰も知らないカーニバル」で久々に原さん曲にやられた。
5thは原さん曲がツボだったのだけど、6thは木暮さん曲が歌詞も含めて一番好きで、2012e.p.以来原さんの曲はいまいちピンとこなかったんだよね。
多分歌詞がはちゃめちゃすぎるせいもあると思うんだけど(笑)。
原さんらしいっちゃらしい歌詞なんだけどさ。
なのでカーニバルを聴いた時の衝撃と言ったらもう!まさに「こういうのが聴きたかったのよ!!!」って感じだった。
原さんが歌詞の書き方を変えて、言葉の響きを重視して書いたのを知って、原さんほんとありがとう!!って思ったもん。
こういうセンスだけで成り立ってるみたいな曲ほんと好き。メロディもグルーヴも渋くて、ザ・原さんて感じ。

こうやって代わる代わるええもん聴かせてくれるからなー。
やっぱりバンアパは最高だよなー。