only the lonely GO WEST@東別院対面所

てことで荒井さんの弾き語り。
会場の東別院は完全に普通のお寺で、その中の対面所というお堂みたいな所でのライブでした。
畳に座布団、ステージ(というかなんというか)の後ろには金屏風という、ありがたいようなバチ当たりなようなシチュエーション。
入り口でチケットを切ってもらう時、スタッフの人に「クアトロから?」とか聞かれたのが、ばれてる…!って感じですごい恥ずかしかったよ。
すいません荒井さん大好きですいません。


中に入ったらちょうど吉村さんのライブが始まるところだった。
私ブッチャーズはほとんど知らなくて、ライブ映像をちょっと見たのと、吉村さんの弾き語りで曲を聴いたことがあるくらい。
それでまあ正直言って知らないなりに全然私の好みじゃないなと思ってるんだけど、その割に吉村さんの弾き語りには聴き入ってしまうのが不思議。
吉村さんの声もどっちかって言うと苦手な方なんだけど。


さて荒井さんのライブ。まずはセットリスト。

1. the same old song
2. オリジナル曲
3. Moonlight Stepper
4. メロディ
5. in my room
6. quake and brook(ワンコーラス)
7. siete

1曲目のthe same old songが、ポップで軽やかで爽やかでねー。
なんか速いボサノバみたいな、ちょいラテンぽいリズム。(←いかにも素人な発言)
ビーチやプールサイドでお酒飲みながら聴きたい感じでした。
毎度のことながら荒井さんのアレンジセンスにはうならされるわー。
荒井さんのオリジナル曲は、去年の弾き語りで聴いて以来だから(あれも吉村さん企画だった)1年以上ぶり。
バンアパで作る曲とはまったくタイプが違うなあ。
弾き語り用の曲だからかもしれないけど、割と歌い上げる系というか歌で聴かせる感じだった。
でも荒井さんだから押しつけ系の過剰な歌にはならないんだよね。そこがいいんだよね。
そんでもってMoonlight Stepperのアレンジが…!アルペジオが美しすぎる…!
なんでこの人はこうもドンピシャなアレンジを思いつくんだろう!
この曲がこの日一番よかったな。
今回のカバーは玉置浩二メロディという曲。うーん知らない。
つか荒井さんほんとJ-POP好きだよねえ(笑)。
in my roomも相変わらず秀逸で。
知ってる曲はこういうふうにしたのか!っていう新鮮さと驚きがあって楽しいし、知らない曲は聴けること自体がレアで嬉しいし、本当にどこを取っても荒井さんの弾き語りはお聴き得だなーと思う。
会場からリクエストを募って、quake and brookをワンコーラス歌ってた。
これは原曲に近いアレンジだったな。
最後はsiete。私この曲ライブで聴くの初めてかもしれない。


アンコールは3人揃ってブッチャーズの曲を。最初は2月って曲でした。
荒井さんが1番を歌って、吉村さんが2番を歌うという趣向。
こうやって並べて聴くと、2人はまったく違うタイプのヴォーカリストだということがよくわかる。
吉村さんの歌はごつごつしてて、直線的にぶつけるように歌うし、荒井さんはまろやかで手触りがいい歌という感じ。
もう1曲ブッチャーズの曲をやって(荒井さんはギターに徹してた)荒井さんは退場し、時間がなかったのでここで私も会場を去りました。


曲以外のことを少々。
荒井さんライブ中に挙手を求めるシーンが結構あって、バンアパでは見られない光景なのでちょっと面白かった。
クアトロから来た人?って言われた時はひーって思いました。(でも手を挙げる人が少なすぎたら気の毒なので一応挙げましたよははは)
ライブやってきた後だからいつもとテンションが違うみたいなことを言ってたな。
弾き語りも楽しいけど、バンドに帰った時、自分はすごいバンドに頼ってる人間なんだなあと痛感するみたいなことを言ってたのが、一番印象的だったし結構嬉しかった。
実は、荒井さんが弾き語りに目覚めすぎてバンドやるより面白くなっちゃったら困るなあという、しなくてもいい心配を若干しないでもなかったもので。
荒井さんの弾き語りは大好きだし何度でも聴きたいけど、でもやっぱりバンアパあっての荒井さんなので。


ぜひまた荒井さんの弾き語りを聴きたいものです。
でも次は東京がいいわ(笑)。