FROGインストアライブ@HMV渋谷

もうだいぶ前の話ですが、お盆まっただ中の8/15に、沖井さんのインストアライブ行ってきました。
前回行ったライブが去年のタワーのインストアだったので、ほぼ1年ぶりの沖井さんのライブ。
2年連続沖井さんのライブが見られるなんて、タワーの時が6年ぶりだったことを思うと夢のような頻度だわー。
今年はライジング行けなかったけど、そのおかげでこれに行けたのがせめてもの慰め。
そりゃまあライジングは行きたかったけどさ。しぬほど。
来年は行く!!(話がずれた)


きっと開演30分くらい前にはリハが始まってるだろうと思ったので、早めにHMVへ。
着いてみたら案の定リハ中でした。もっと早く行ってもよかったかも。(もう終盤だった…)
リハが終わった時、見てた人達が思わずという感じで拍手をしてしまったのだけど、それに対して沖井さんが「いやいや(まだだから!)」みたいになってて、その場にいた人たちから静かな笑いが。
和やか。
リハ後お客が入場(一応柵でスペースが区切られてました)。沖井さん側の、最前じゃないけど視界が遮られない場所をキープできた〜。
リッケン目の前!思ったよりちっちゃい!年季入ってる!
写真撮りたかったけどなんとなくやめました。撮ってもよかったのかなーと今になって思ったり。


セットリスト。

1. METAMORPHOSIS
2. Peace in Our Town
3. Hungry Girl in Summer
4. 聖者の日々
5. Still Gangsters

青野さんの声は本当に沖井さん曲に合うわ〜。
私女の人の声の好みがものすごい狭いのに、沖井さんが選ぶ声はいつもちゃんとはまってくれるのが嬉しい。
でも確かにこういう声の人がロックバンドのライブで歌うのはなかなか大変かも。
いや、青野さんがブログでツアーリハについて、「ここまで大きな音をバックに歌うのは初めてなので、発声方法を工夫したりして音に負けないようにしてる」みたいなことを書いておられたので。
土岐さんも声が聴こえづらい時あったもんなー。こういうのってPA的なところで何とか出来たりしないのかしらね?


そんでもって初めて沖井さんの華麗なるベースプレイを間近で見ることが出来ましたよ。うーん縦横無尽!
ふんふんこういう運指なのか!と(自分が弾くわけでもないのに)なんかわかったような気になって満足してました。
ぎりぎりいっぱいの高音を猛スピードで弾きまくるのがいいのよねー。あれこそが沖井さんて感じなのよねー。
あとやっぱり私指弾きの人が好きらしい。


どの曲も音源とは違う感じのアレンジでした。店内ということもあり、おとなしめというか。
ボサノバっぽいアレンジになってたのはどの曲だったっけな。METAMORPHOSISだったかな。
あとジャズっぽいのもあった。って記憶が曖昧な上に表現が稚拙すぎる(汗)。
Hungry Girl in Summerは、つまり青野さんバージョンのハングリーガールってことですよね。
高津さんのもいいけどこっちもいいわー。
高温多湿な夏じゃなくて、木陰で爽やかな風に吹かれる的な、涼しげな雰囲気のアレンジ。
どの曲を聴いても思うけど、いろんなアレンジをするんと受け入れて、何気ない顔でどれも名曲をになっちゃうところが、沖井さんの作る曲の懐の深さだよなあ。
ツアーの方の、ザ!バンド!なアレンジも聴きたかったなー。


沖井さんのMC。ちょっとだけ。
・開演前にお客さんを後ろから写メ。「もうブログにアップしました」とのこと。(でもこれ後で消えてた。なんでだろ?)
・何の曲の後だったか、青野さんに向かってしみじみと「歌うまいねえ」だって(笑)。
沖井さんいわく、歌がうまいのは選ばれた人だということです。確かにね。「声も才能の1つ」というのは真実だと思う。
自分は歌はだめみたいなことを言ってたけど、でもそれだけずば抜けた音楽的才能に恵まれまくってるんだからいいじゃないすかー。
私の中では沖井さんは揺るぎない天才だもの。(真顔)
聖者の日々は青野さんの歌のうまさを最大限に生かそうと思って作った曲だそう。


ライブの後に、サイン入りのCDジャケ(特典でついてきたおまけCD用の。やっぱり考えることが洒落っ気きいてる)を沖井さんから手渡しでもらえるってことになってたんだけど、私こういうの必要以上に緊張しまくってしまうので、心の底から苦手なんですよ。
そもそもよく知らない人と話すこと自体が苦手だし。特に言いたいこともないし。
なのでもうもらわないで帰っちゃおうと本気で思ってたのね。
だけど、ジャケの裏に沖井さんがセルフライナーノーツを書いてくれてることを思い出したんですよ。これは絶っ対欲しいじゃないですか!
それでしょうがなく(え?)ジャケットをもらう列に並びました。
まあ「ありがとうございました」だけ言って速攻去ればいいか…とか思ってたんだけど、先にもらう人たちを見てたら、みんな何やかや結構な時間会話をしてるんですよ。
もう速攻去ったら逆に不審者だろくらいになっちゃっててさ。空気が。
あまりに話すことが見つからなすぎて、頭が真っ白になりかかりながらも、あんなに頭をひねってネタを絞り出したことはないっていうくらい必死で話すことを考えましたよ。
しかしその割には死ぬほどくだらない話だったというオチ。ま、あの日沖井さんと話した人の中で、私が一番くだらないことを言った自信はありますよ。(いばるな)
あとで夫と妹に話したら(別々に)、2人とも転げ回りそうな勢いで爆笑(てか嘲笑?)してました。
完全におばちゃんの世間話じゃんそれ!ってな。
まあいい。くだらないけど前から聞きたかったことなんだ!
でも沖井さん本当にしょうもないこと聞いてすみませんでした。
セルフライナーノーツは、思った通り大変読み応えがありました。
苦労して手に入れた甲斐があったよははは。


ちなみに客層は男子:女子が6:4くらい?去年のタワーよりは女子率が高かったような。
年齢層は当然高めだけど(まさに「おじさん」て感じの人もいた。冷やかしじゃなくて本当にファンだった)、若い女の子とかも結構いたりして、一体どういう経緯で沖井さんを知ることになったのか非常に謎でした。
解散後にCymbalsを知って、とかなのかなあ。