ROCKS TOKYO(2010.5.30)

気づいたら3ヶ月も放置してた。twitterやってるせい…とは自分では思いたくないんだけど(笑)。
この3ヶ月の間にいろいろライブとかも行ってるので(バンアパ見に久々に遠征もしたし!)、記録はしておきたいと思ってます。


で、とりあえず昨日行ったROCKS TOKYOの感想を。
ほんのちょっと見ただけのも入れて、見た順は


世界の終わり→サカナクション[Champagne]エレカシ→cutman booche→ACIDMANバンアパ→ブンブン


世界の終わりは事前にマイスペで曲を聴いて、まあ見てみようかなあくらいのテンションだったんだけど、行ってみたら聴き流せない感じのライブで。
最初ご飯食べながらBAYSIDE STAGEの外で聴いてたんだけど、これはちゃんと見たいかも、と思ってご飯をダッシュで食べてライブ見に行きました。
ボーカルの子の声とピアノの音が繊細で魅力的。メロディもきれいだし、なにげにキャッチーで馴染みやすい。
最後の方の静か目の曲(幻の命?)で別のステージの音がかぶったのが痛かった。あれは聴いてる方もがっかりするし、やってる方には失礼じゃないかと思うな。


次はサカナクション。去年ナノムゲンでライブを見たので、今回が2回目。
前回同様あまり曲を知らないで見たけど、サカナクションに関しては、曲を知ってる知らないはそんなに関係ないなと思う。
聴かせどころがたくさんあって、見てるうちにおおーすごいすごいって自然気持ちもアガってくる。
最初和太鼓?をベースのお姉さんともう1人の人で叩いていたのがサプライズだったしかっこよかった。
ベースのお姉さんは素敵だ。プレイ中に長いサラサラの髪の毛が乱れ舞うのに萌える。
お客さんすごく多かったし、かなり後ろの方で見てたにもかかわらず周りがみんなそれなりに濃いファンで、ほんとに人気あるんだなあと実感しました。
今度武道館でライブやるそうなんだけど、その告知をした時に一郎くんが
「僕らは北海道出身だし、正直言ってそんなにすごいところだっていう感覚がないんですけど」
みたいなことを言ってて、正直でいいなあと思いました。
世代的にも武道館に思い入れのある人達じゃないだろうしね(笑)。
楽しかったっす!また見たい!


[Champagne]は事前に予習的に聴いた中で一番ピンときたバンド。
なので結構楽しみに見に行きました。
読み方がわかんなくて、シャンパーニュかと思ってたらシャンペインだった。
基本的に、轟音に乗るきれいなボーカルという感じなので、案の定ツボでした。
ボーカルの子の英語がすごく上手。帰国子女みたいね。
あとドラムが安定感があって頼もしかった。見た目はなんかヒッピーみたいだったけど(笑)。
MCがロックスター然としてて面白かったなあ。最近そういうの聞いてないからさ。荒井さんとか沖井さんは普通だから(笑)。
最後の曲をやる前に
「去年までサラリーマンをやってたんですけど、辞める時退職金をもらえなかった怒りを込めた曲です」
って言ってたのが妙にツボに入った。
終わった後にボーカルの子がピックを投げたんだけど、まじピューーッてまっすぐ飛んで来て3D映画のように目の前にピックが現れた時はほんとびっくりしたわ。
私そんなに前で見てたわけじゃないのに、よくここまで一直線に飛んで来たな!どんだけ飛ばしてんねん!っていう。
どこかのタイミングでライブ見に行きたいな。CDはとりあえず買う。


エレカシは4曲くらい聴いたかな。
泥臭いロックだよね。いい意味で。初期の曲は清志郎っぽかった。
私はこういうロックは正直好みではないんだけど、でもいなきゃいけないバンドだなあと思った。なんとなく。
あとマスタロとcutman boocheを死ぬほど迷って、気になってた度でcutman boocheを選択。
「動かないロック」って言ってたのには笑った。曲は最近のより数年前の感じの方が好きかなあ。
その頃の方がもっと黒っぽいっていうかファンクな感じだった気がする。


ACIDMANはなかなか縁がなくて(フェスでも他の見たいバンドとかぶってたりとかで)一度もライブを見たことがなかったんだけど、やっと今回見られました。
音の厚みがすごいね。あとコーラスがとてもきれい。大木くんの声は言わずもがな魅力的だし。
なんかこのバンドはパンク系にカテゴライズされてるっぽいけど、私は聴かせるタイプの曲の方が好きというか、そっちしか好きじゃないかもしれない。
ほんとは半分くらいは見ようと思ってたんだけど、次が別のステージでバンアパだったもんでだんだん気が気じゃなくなって来ちゃって、結局2曲目で退散。
ちょっと今私バンアパ好きすぎると自分でも思った。
でも結局これが正解でさ!もう好きすぎるあまりの虫の知らせとしか思えないんだけど(笑)、行ってみたらめっさリハやってたのよ!
もうちょっと早く行ってもよかったくらいだったな。
さすがに観客も少なくて、柵を楽々ゲット。
いろいろ洋楽のコピーをやって(多分。ほんと無知ですみません)最後に移民の歌のイントロをやり始めた時は爆笑でした。
荒井さん一応出だしのシャウトしてたよ。でもあんまり聞こえなかったけど(笑)。
終わった後観客から笑いと歓声と拍手が起きてました。


セットリストは

1. Tears of joy
2. free fall
3. I love you Wasted Junks & Greens
4. Photograph(新曲)
5. C.A.H.
6. Mercury Lamp

もう何が良かったってハイヤもコーラルもやんなかったことですよ!
私この2曲をライブで聴かなかったの初めてだよ。ほんとに。
多分本人たちはツアーの流れであんまり考えないでセットリストを組んだんだろうけど、個人的には非常に満足です。
しかも新曲までやってくれてさー!フェスだしやってくれないだろうと思ってたからほんと嬉しかった。
新曲は多分荒井さん作だと思う。すごくメロディアス。
出だしは荒井さんの弾き語り状態(うっとり)(きもいですねすみません)で、そのあと一気に激しい音の洪水が溢れ出すのがたまらない。
全編通して静と動のメリハリが効いた曲。
早く音源にならないかな。本当に珍しく(←余計なお世話)早めに曲作りをしてるみたいだから、どうしてもアルバムを期待しちゃうよ。


3曲目まではツアーと同じ流れだったけど、私この流れは神だと思うわー。
特にI love you Wastedの入り方がもうね!この曲はそう言う意味で万能というか、いつもかっこいいつなぎになるよなあ。
まあそれも結局彼らのセンスの成せる技ってことなんだろうけど。
Tearsの出だし、4人が向き合って呼吸を合わせる様を見るたびに、すごく胸が高鳴る。
あのイントロ最高じゃない?今までのどの曲よりときめくよ。
そのあとバラバラ散らばってる音の粒が一瞬でまとまるところもしびれるわー。
free fallはぴょんぴょん跳ねる荒井さんが楽しそうでいいな。
荒井さんは歌もプレイもまた更に自由度が増した感がある。
ギターソロがいかにもギターソロって感じでいいね(笑)。スタンダードというかお手本的というか。
川崎さんのギターは飛び道具って感じだから(それが最高にかっこいいんだけど)対照的だなあ。
C.A.H.も間奏のギターがキモ。メタル系で面白すぎるのにかっこよすぎる。
Mercuryはライブで化けたって荒井さんが言ってたけど、本当にそう思う。
不思議な浮遊感と深いところにある寂しさ?みたいな感覚が、ライブだとすごく強く感じられる。
これ私の中では棒立ちソングなのです。動いたら曲の世界を破りそうで、じーっと聴き入ってしまう。
アウトロで原さんがステージに座って(足をぶらぶらさせる格好で)ベースを弾いてたんだけど、最後の最後で下に降りてた。
それを荒井さんが一生懸命「まーちゃん!まーちゃん!」て呼んでラストのタイミングを合わせようとしてたんだけど、当たり前だけど原さん全然気づかなくてさ。
すっごいずっと呼んでた(笑)。


MCとか。あんまりないけど。
荒井さん「初めまして、ザバンドアパートといいます。よろしくお願いします」
多分初めましての人の方が圧倒的に少ないと思うけど…(笑)。相変わらず謙虚な荒井さん。
(最近やっとワンマンでは「バンドアパートといいます」って言わなくなったよね。笑)
原さん「知り合いのおっさんに呼んでもらったんでこのフェスに出たんですけど、友達とかいっぱい出てるんで楽しいですわ。
おっさん見てる?…これで見てなかったら笑うよね」
鹿野さん多分見てなかったよね(笑)。オーガナイザーは超多忙だろうから。


セットリストが嬉しい方向に予想外すぎて、今までフェスで見た中では1、2を争う良さだった。
観客もいい感じで、変に暴れたいだけみたいな人もいなかったと思うし。
ある意味フェスでのライブはいろいろ諦めなきゃいけないと覚悟してるんだけど、今回はその必要がなかったなあ。
2日おきで新木場通いっていうのは結構大変だったんだけど(笑)、本当に行って良かった。


そしてBAYSIDE STAGEのトリ、BOOM BOOM SATELLITES
直前にUstでのインタビューを見たこともあって、いろいろ考えながらライブを見ることになってしまった。ような。
プレイは文句なしでした。ドラムのお姉さんも違和感なかったよ。去年代わった時にいろいろ言われてたっぽいけど。
とりあえず私は新しいアルバムをちゃんと聴いて、それから幕張へ行ってみたいと思う。


そういえば最近のライブって変な手拍子がはやってんの?
表拍でパンパンパンパン叩くやつ。
バンアパのコーストの時にその手拍子が起こってて、なんじゃこのダサい手拍子はと思ってたんだけど、ROCKS TOKYOでも結構あったからさ。
しかもアーティスト自ら率先してやってたりして、中野さんまでやってた時はまじ唖然としてしまったんだけど。
あれすっごい変だよ。って思ってんのは私だけ?