SMOOTH LIKE BUTTER TOUR Winter 2010@O-East('10.12.09)

当日は夕方くらいから、ライブが楽しみすぎて変な(というか無駄な)緊張感に見舞われ、胃が痛くなったりしつつ早めの夕飯も殆どのどを通らない状態で渋谷へ。
整番が良くなかったので、1階後方の段の上がうまいこと空いてるかかなり心配だったけど、入ってみたら良さげな場所が空いてて一安心。
さらにロッカーにコートとセーターを入れる余裕もあって、滑り出しはなかなかいい感じ。
なんか年々ストレスに弱くなるというか気を取られる傾向にあるので、出来るだけ環境を整えるのは大事なのよねー。
めんどくせーなと自分でも思うけど。


この日は珍しく開演前のアナウンスがあって(バンアパのライブでは1回も聞いたことないと思う)、陰アナは多分ユキオくんだったな(笑)。
そしてSEが流れる中4人が登場。SEがフェイドアウトするでもなく、会場が暗転するでもない中、普通にふらっと出て来たのがなんか斬新だったわ〜。
木暮さんのドラムロール(速い!手数多い!そして正確!)から1曲目のFUEL。この曲で始まるの超久々じゃないっけ?
ていうかライブでやるの自体久しぶり?
見てた感じでは全然わからなかったけど、川崎さんのオレンジモズが調子悪かったらしく、この曲が終わるなり早々にギター交換。(でもあとで復活してた)
なんかこの日のライブは、機材の調子なのかPAの具合なのかわからないけど、音がかなり悪かった。
荒井さんのボーカルが埋もれまくってたし(歌いにくそうに見えたけど気のせいかしらん)、後半スタッフがマイク替えたりしてたけど、ずーっとハウリングぽくなってたし、全体的にギターの音ばっかりがガンガン前面に出すぎて圧迫感があった。
音の面では今までで1、2を争うくらい残念な感じだった気がする。
それでもライブ自体は妙に良かったからほんとに彼らはすごい、というか、私が惚れすぎ?(笑)
や、でもコンディションがどうのとかを超越して胸に残るライブってあるし、この日はそういうライブだったと思うのです。


荒井さん、最近の曲以外の何曲かがちょっとラフな歌い方になってた印象。
I love you WastedとかCircles and Linesとか。もう覚えてないけど多分他にも。
歌い崩しもちょいちょいあって、そのたびにドキッとしたりアガったり。忙しい(笑)。
何ていうか、自分にとって気持ちいい歌を歌ってる感じがした。
荒井さんのボーカルはここ数年どんどん変わって来てるなーと思うのだけど、それは私にとって大きな楽しみのひとつなのです。
なんせ自分ツッコミの激しい人だと思うので(笑)聴いてて恥ずかしくなるほどやりすぎるということはなく、かつ、抜群のセンスでもって新鮮な驚きを与えてくれるという。
この日ももうちょっとボーカルがちゃんと聴こえてたらほんとよかったんだけど。


で、来年のアルバムに入るという新曲を2曲も聴けたんだけど、どっちも疾走系だった。
本編でやった方(多分light in the city)はとにかくドラムの忙しさがはんぱない。ものすごい手数の多さ。
一瞬たりとも木暮さんの手が止まることはないという感じ。
でもメロディはゆったりで、疾走+ゆったりという私の大好物コンボになっていてまじ最高っす。
意外とこのタイプの曲はバンアパでは珍しいような。
アンコールでやってくれた方はちょっと忘れた…ていうかよく聴こえなかったんだよなー。
多分割とハードな疾走系だったような。


今回つなぎがかっこよかったのはhigher→photograph。
higherのアウトロを転調させてつなげてたと思う。
ほんと、よくこんなに毎回毎回かっこいいつなぎを考えつくよなあ。
今回はどんなかっこいいつなぎが聴けるかなーとわくわくするのも、ツアーの大きな楽しみの1つなのです。


intoxicationの曲がやっと聴けて、何というか気が済んだみたいな気持ちでした。
特にbefore and afterは絶対ライブで聴きたかったし、間奏の4人の絡み合いをやっと自分の目で見ることが出来てよかった。
でもこの曲短いから、あれよあれよという間に終わっちゃうって感じなんだよねー。
荒井さんの歌う姿はもちろん見たいし、でも川崎さんの流れるような指さばきも見たいし、あああーてなってるうちに終わっちゃうっていう。
intoxicationの曲って今回のツアーでしかやらないんだろうか。
それはあまりにもったいない!ぜひ今後も普通にやってくれることを願う!


Tearsで、4人が向き合って息を合わせながら音を出す様は、何度見てもほんとにほんとに超かっこいいす。
映像に残して欲しいんだけどなあ。そしたら家で思うさま堪能できる〜。
もうDVDとか作んないのかな。個人的には毎ツアー残して欲しいくらいなんだけど。


一番のサプライズは何と言ってもWアンコールでディスアピ2をやってくれたことー!!
荒井さんが1人で出て来た時、まさかまさか!と先走ってわくわくしちゃったんだけど、まさにそのまさかだったよ!
実は1回も通して弾いたことないんだよね、とか言いながら(まじか。笑)、確かにちょっとあやふやなところもありながら(笑)、予想もしなかった曲が聴けて嬉しすぎて昇天しそうでした。
聴けるとしたら荒井さんの弾き語りイベントかなー、それもしばらくないだろうしなーと思ってたので、もう聴けただけで満足…。
また弾き語りイベントでやったりして欲しいな。超名曲なので。


MCは、何となくだけど荒井さんの雰囲気が今までと違った気がした。
限定CDについてのMCあたりで一番そう思ったんだけど、自分たちの意図をちゃんと伝えたいっていう感じがあったと思う。
限定CDはライブに来てくれた人たちへのお礼みたいなことを言ってて、みんな俺たちに付き合ってくれてありがとう、と。
あんなふうに自分たちの気持ちをはっきりと言葉にする荒井さんは、多分初めて見た気がする。
自分でも何度か「ちょっと野暮だけど」って言ってて、確かに(私は野暮とは思わないけど)あんまり意図とか話したりするバンドじゃなかったから、これはかなりな変化かもしれない。
それを今後に対する気合いと言ってしまうのはあまりに安直だと思うけど、確かに何かが変わって来てるんだろうなあと思う。
あと、「バンドアパートいいます」が復活してました(笑)。
原さんは相変わらずREC中はスタジオに寝泊まりしてるそうで、スタジオの上にあるセブンに5分おきに行ってしまうと(笑)。
そんで店員さと仲良くなったらしく、その人をライブに招待してて笑いました。
あと、桐は木じゃなくて草であるという豆知識を披露してくれました(笑)。


個人的によかったなと思ったのは、お客の雰囲気が落ち着いたこと。
higherのワンツーも、なくなったわけじゃないけど随分声が小さかったし、K.の手拍子はまったくなかった!
これは嬉しかったー。
他の会場がどうだったかはわからないけど、東京は少なくとも今回は私の好きな雰囲気でした。
ほんとよかったよ…。私結構すぐいらついちゃう心の狭い人だからさ…。


荒井さんのツイートによれば現在歌入れ中とのことなので、RECは割と順調に進んでる感じですかねー。
3月にアルバムが出て、そのあとツアーで、来年はかなりのバンアパ充な年になりそうで本当に嬉しいし楽しみ。
ツアーはもう行けるだけ行く!と俄然盛り上がっております。
まあ現実的には結局2ヶ所くらいになるんだろうけど…(笑)。
今年はあとCDJもあるし、1月のeggmanも頑張ってチケット取ったし、アルバムが出る前もちょこちょこ予定があって幸せ。
荒井さん、俺たちに付き合ってくれてありがとうって言ってたけど、こちらこそありがとうだとしみじみ思う。
CDを聴くたび、ライブを見るたび、こんなに幸せな気持ちにさせてくれるバンドほかにいないもの。



SET LIST

1. FUEL
2. I love you Wasted Junks & Greens
3. free fall
4. shine on me
5. 新曲(light in the city?)
6. higher
7. photograph
8. before and after
9. Prime minister
10. Circles and Lines
11. Tears of joy
12. coral reef
13. violent penetration
14. led
15. flower tone
16. C.A.H.
17. Mercury Lamp
18. beautiful vanity
19. in my room
20. Eric.W


EC.1
1. 新曲
2. quake and brook


EC.2
1. disappearing man pt 2
2. K. and his bike